2015年7月15日水曜日

ポン太@風月堂(北海道弟子屈町)


北海道弟子屈町 風月堂 のたぬきケーキ「ポン太」です。


今回訪れたのは北海道弟子屈町にある川湯温泉。屈斜路湖と摩周湖に挟まれた中間地点にあります。
その名の通り温泉街。温泉宿や土産物屋が並ぶ静かで小さな町なんですが、その一角にあるのが「風月堂」という菓子店。有名な風月堂と名前は一緒ですが違うお店です。

川湯温泉郷のメインストリート


店内は半分が菓子店、もう半分が土産物店となっています。菓子にしても土産物にしても多種多様、色々な物が数多くあるのですが、あまり雑多な印象は受けません。見せ方が上手いのかも。

さて、たぬきケーキですが、ショーケースの一番の棚で迎えてくれました。三角ショートケーキタイプで、名前は「ポン太」です。

このショーケースのきらびやかさといったら!まるで夢のようです。



店内ではコーヒーや紅茶のサービスもあり、買ったケーキを食べることができるとのことだったので、許可をとって撮影しながら食べることにしました。


テーブルマットの下には道内の写真や観光案内が挟んであります

何層にも重ねられたスポンジ


この「ポン太」にしても何層にも重ねられたスポンジとクリームや表面にまぶしたパウダーやナッツなど、試行錯誤しながらご主人が美味しいと思う形に作り上げたのだとか。







ケーキを食べながら奥さんから色々な話を伺いました。
このお店は菓子作りを独学(!)で学んだ先代が始め、営業を始めてから48年くらい経っているとのこと(ということは営業開始は1960年代中盤でしょうか)。現在のご主人は菓子作りの修行をし、1979年から現在の風月堂を継いでいるそうです。風月堂のお菓子のラインナップを見て驚くのは多彩なオリジナル商品の数々なのですが、これすべてご主人ひとりで作っているとのこと。「50種類くらいあるんじゃないかな、すごいよね」とは奥さんの弁。基本的な休みは元日のみ。臨時休業もありますがその日は出張販売に出ているため、ご主人的には休み無いですよ。職人ってすごいな……。

それだけ働いているのもお菓子に対しての並々ならぬこだわりがあり、お客さんには美味しいお菓子を届けたいという気持ちがあるからだそう。
伺ったエピソードで印象深かったのは、「田舎に泊まろう!」というテレビ番組で紹介されたときのこと。原口あきまさ氏が川湯温泉を訪れ、いろいろあって風月堂に泊めてもらったらしいのですが、その放送の中で原口あきまさ氏が絶賛したのが風月堂オリジナルの「エンゼルケーキ」というお菓子。あんまんみたいな形だけどふわっふわのスポンジ生地の中に滑らかなクリームが入ったものなんですが、放送後に全国から注文が殺到。しかしご主人は本州からの注文分は申し訳無いけどキャンセルさせてもらったとのこと。なぜなら道東からの発送だと本州までは最低2日はかかり、せっかくのふわふわのスポンジがクリームの水分で湿気って美味しくなくなるからだそう(道内からの問い合わせには一部発送したようですが)。ご主人の、一番美味しい状態で食べて欲しいという気持ちが伝わってきてとてもいいじゃないですか。ちなみにエンゼルケーキはその日の15時位がほとよく染みて食べ頃なんだそう。私もいただきましたが美味しかった!

前々から思っていますが、菓子屋・ケーキ屋はやっぱりその町の甘さを担う存在。通信販売がこれだけ便利になっている世の中ですが、通販・お取り寄せでは絶対に味わえない物が日本の至る所に残ってほしいなぁと思います。


ポン太
風月堂
〒088-3465 北海道川上郡弟子屈町川湯温泉2丁目1-3
電話: 015-483-2436
定休日: 1月1日と出張販売に出てるとき
営業時間: 8:00~19:30(冬季は18:00まで)

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