2013年7月10日水曜日

【販売終了】ポンポコ @ 佐久間パン店(福島県国見町)


福島県国見町 佐久間パン店 の ポンポコ(180円)です。

店に入り、ショーケースの中にたぬきを確認、「おっ、あるな…えっ!?」思わず二度見してしまったこの姿。のっぺらぼう!そして胴体に目!すごく怖い!1匹ならまだしも、複数匹ならもっと怖い!
ちょっと角度変えてみてもやっぱり怖い。なんで目を外す必要があるんでしょう?

最初は、お客さんに手渡すときに仕上げるのかと思いましたが、そのまま紙袋に入れられました。仕上げはお客さんが、的なやつでしょうか。たとえば福笑いみたいに、目隠しされた状態で目を然るべきところにいれるとか。または当選祝いに目をいれるとか。

さすがに気になって、応対してくれたお店の方(おじいさん)に「なんで目がこの位置なんですか?」と尋ねたら「いや、作るの楽だし」という答えが返ってきました。ええええ、そんな理由? 詳しく伺ってみると、どうやら正しい位置に目を入れておくとクリームが溶けて目が落ちてしまうことがあるみたいで、それだったら最初から外しておこう、ということらしいです。

じゃあ、自分で目をいれてみましょうかってことで、持ち帰ってチャレンジ。


なんかもう見慣れた。



実はいつもの通り購入店そばの公園でも目をいれてみたんですが、手元に先割れスプーンしかなくてグッチャグチャになってしまいました。なので今度は箸でチャレンジ。慎重に目をつまみます。


右目セット完了!


そして左目もセット!
結構かわいい顔をしていますね。青森 栄作堂のに造りが少し似ていますかね。

では。

ああっ、自分で目をいれたせいか、普段にも増して罪悪感に胸を締め付けられます。


上半分がバタークリーム、下半分がスポンジという非常にオーソドックスなたぬきケーキと言えますが、バタークリームがあっさりしているので美味しく食べやすい。あと、買ってから持って帰るまでに12時間車中に放置してるので全体的に柔いです(いくら常温でも保つバタークリームとはいえ、良い子は買ったらすぐ食べようね)。

なかなか衝撃的なビジュアルのたぬきケーキでしたが、大変楽しめるものでした。たぬきケーキを真ん中に据えた家族団欒ってのもいいかもしれませんね。

追記(2017年7月):
久しぶりに訪れたところ店が閉まっていたので、隣の「佐久間商店」で詳細を訊いたところ、すぐ先に移転したとのこと。
移転先(GoogleMap)を訪ねるとお店にいたのは、佐久間パン店にいたご主人の息子さん。残念ながらご主人は2年ほど前に亡くなられたそうで、以来ポンポコは作られていないとのこと。
以前、当ブログを見た息子さんがご主人に「言われてみればあの目の位置はおかしくないか」と進言され、目玉の位置が一時期正しい位置(?)に収まったポンポコが作られていたそう! なにそれ見たかった! 

※ちなみに「佐久間商店」はさば味噌煮や角煮なんかで有名なお店。「佐久間パン店」と血縁かと思ったんですが特にそういう関係ではないそうです。


佐久間パン店
ポンポコ 180円
住所:福島県伊達郡国見町大字藤田字町尻二7


より大きな地図で 全国たぬきケーキ生息マップ を表示

2 件のコメント:

  1. たなか@とっとり2013年7月18日 16:08

    このお顔は!
    写真を見て「えっ?!」とびっくりしました。
    またお店の方の理由が(^▽^;)
    思わず笑いました。
    仕上げ(笑)お疲れ様でした!

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    1. これは驚きますよね。
      というか、このたぬきで育った地域の子どもたちは、よそのたぬきを見て「目が…ある!」とか思うんでしょうかね。
      謎なたぬきでした。

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