2013年6月7日金曜日

たぬきくん @ 【閉店】とみや菓子舗駅前店(秋田県由利本荘市)


秋田県由利本荘市 とみや菓子舗さんの「たぬきくん(231円)」です。

いろいろな地域の方にたぬきケーキについて伺っていますが、秋田出身の方からは「見たことないなぁ」という反応を多くいただいてました。ネットで検索して得た情報だと、2000年代初め頃までは秋田県北部の街、能代市にいたとのことですが、その他の地域では目撃情報を得ることができず、秋田にはたぬきケーキはいないのかなぁと思ってたんですが・・・いました!ついに見つけました!というか教えて頂きました!それが秋田市の南に位置する街、由利本荘市の「とみた菓子舗」さんです。


とみた菓子舗さんのたぬきケーキは三角のショートケーキの上にたぬきの頭がちょこんと乗ったもの。これまでめぐってきた中では、青森県弘前市のチボリ洋菓子店さんのケーキに似ていますが、チボリさんのはたぬきが外側を向いているのに対し、こちらは内側を向いています。三角に切る前のホールケーキのことを想像すると、たぬきが集まって何やら相談しているように見えますね。
名前は「たぬきくん」。くん付けなところからこちらのたぬきはオスであることが想像に難くありません。さんやちゃん付けよりもやんちゃな感じもしますね。


三兄弟

とみや菓子舗さんが今の場所で営業を始めてから今年で37年目だそう。前は四角いたぬきケーキだったそうですが、いつの間にか三角ケーキになったとのこと。
最近ではかつて食べたたぬきケーキを息子や娘に食べさせるべく買いに来る方もいるそうで、親子2代、3代に渡ってのファンも多そう。それだけこの地域には根付いてるということでしょうね。

懐かしい!と写真を撮った方から貰ったものだそう。飾ってました。

さてここいらでいつもの陵辱されたたぬきケーキの写真を・・・と思って探したらなんと撮ってない!本荘公園で撮ったグラビア写真は30枚以上あるのに、そのほとんどがすまして撮られたもので、体が真っ二つになっている写真はなんとゼロ(せいぜいフォークが刺さっている写真程度)。どうしたんでしょう。収まりつかないから、また行って写真を撮ってこないとダメだな・・・。

ちなみにこちらのたぬきとお店の存在を教えてていただいたのは由利本荘市内にある「天然酵母パンの店 凡」のお方。とみや菓子舗さんの帰りに寄ろうと思ったら日曜日はお休みのようでした。近いうちにお礼も兼ねて伺おうかと思います。皆さまも機会がありましたらぜひ。


追記(2015年3月31日):
そんなとみや菓子舗ですが、残念ながら2015年3月31日で閉店するとのこと。とみや菓子舗最期のたぬきを食べるべく伺ってきました。

閉店を知らせる貼り紙はあったみたいですが、伺った時は無かったです

カウンターに奥様がいますが奥を向いてます

お店の外観に変化はありませんが、中は閉店の準備が進んでおり、2つあるショーケースのうち大きいほうは空っぽ、入り口に面したショーケースにのみ数種類のケーキが陳列されています。いつも使っているサイドシート(ケーキの周りをぐるりと巻いてるやつね)を切らしたらしく、店を閉める以上新しく買うのももったいないので、たまたま残ってたというポケモン柄のサイドシートがたぬきを彩っています。前よりもちょっぴり賑やかな出で立ち。

消費税増税に伴ってか、前のと値札も変わって少しカラフルに

「本当に絶滅しちゃったよ」と少しおどけた口調で奥様は言います。前回訪れたときに、多くの菓子店が置かれている状況についていろんな話を伺ったんですが、たぬきケーキが絶滅危惧種っていうのは菓子店自体が絶滅危惧種ってことと同義という話になって、それを受けての「本当に絶滅しちゃったよ」なんですが、こんなに早くそのときが来るなんて思ってもみなかったなあ。前回はお会いできなかったご主人にも挨拶することができてよかったです。

買ったたぬきくん、天気が悪かったのでホテルに連れ込んで撮影しました。前回撮るのを忘れた真っ二つ写真もちゃんと撮ることができましたよ。

ピカチュウ









奥様は店を出ようとした私に「それじゃ、またどこかで」と言ってくださいました。

たぬきケーキは食べた人の思い出に根付き、昔食べた、また食べたいと思わせるものです。もしかしたらとみや菓子舗のたぬきケーキを食べたこの街の子供達が、将来そのことを思い出しながらたぬきケーキを作ることがあるかもしれません。私はその日が来るのが楽しみで仕方ありません。

とみや菓子舗さん、長い間お疲れ様でした。
それじゃ、たぬきくん、またどこかで。

これも忘れてはいけない、ラムボール

とみや菓子舗
たぬきくん 231円



より大きな地図で 全国たぬきケーキ生息マップ を表示

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