日本海側からたくさんの山と谷を縫って進み、やっとたどりついた小国町。「白い森の国」というキャッチフレーズは町土の90%を占める山林のブナを中心とした木々と、県内屈指の豪雪地帯であることを表現しているそう。
「木村家菓子店」さんは小国町で50年続いている菓子店。お店の中は和菓子・洋菓子の垣根なく、いろいろなお菓子が並べられています。
そんな中にいたたぬきケーキの「たぬ吉くん」。ショーケースの目立つところで輪になっていました。三角タイプです。三角タイプはなぜか東北に集中しています。由利本荘市のとみや菓子舗さんのように内側向きです。
こちらのたぬきケーキの名前は「たぬ吉くん」。しかしなぜかこれまで「ぽんぽこ」→「ぽんたさん」→「たぬ吉くん」と改名を続けてきたらしい。作る人によって顔が違って、それで名前を変えたんだったかな。それぞれ微妙にたぬきの違った性格が読み取れます。
お店のおねえさんに名刺代わりにミニコミをお渡ししたところ、大変興味を持っていただいたようで嬉しかったです。店の奥でお菓子作りの真っ最中だった佐藤さんには忙しい中でてきていただいてご挨拶できました。ひと通りミニコミに目を通してひと言「ウチのが一番ハンサムだな」。いやぁ、ハンサムですよ、たぬ吉くん。
では早速そのハンサムをいただくとしましょう。
目立たない特徴なんですが、たぬ吉くんの顔の下にぷっくりと膨れてる部分があるんです。なんでしょう。腹?
土台はクリームとスポンジが何層にも重ねられています。
ごちそうさまでした。食われっぷりもハンサムでした。
ところで木村家菓子店さんで有名なお菓子の一つに「へき地田楽」というものがあります。ゆべしのような和菓子で、味はみそ、しそ、抹茶があるようです。今回訪れた際にたぬきと一緒にしそ味のへき地田楽もいただいたのですが、これが美味しい。ぜひ行かれた際にはたぬ吉くん(ハンサム)と一緒に「へき地田楽」も食べてみてください。
木村家菓子店
たぬ吉くん
住所: 山形県西置賜郡小国町小坂町3-59
営業時間: 7:30~19:30
定休日: 年中無休
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